阪神淡路大震災から21年。自宅と神戸の様子を当時の動画で。映画「神戸在住」が沖縄でも1/25に放送！

今日、阪神淡路大震災から21年目を迎えました。
神戸市民だった私はこの日を忘れることはできません。
昨年のこの日に書いた記事を再掲載させていただきます。

この中に書いている神戸のテレビ局 サンテレビが製作した映画「神戸在住」は間もなく沖縄でも放送されます。RBC琉球放送　2016年1月25日(月)15：20～16：53　
そんなに悲しい内容の映画ではありません。神戸の観光スポットもいろいろ登場します。
平日の昼間ですので、録画予約して是非ご覧ください。

今日は神戸市民にとっては忘れてはならない日です。
阪神淡路大震災から20年。
あの時の悲惨な神戸の街の姿が目に焼き付いているので、えっ？もう20年も経ったの？という感じです。

ちなみに、うちの家は震源地に近い垂水区にありましたが、家が倒壊することはありませんでした。家具などが全部倒れて家の中はグチャグチャになりましたが。
私は地震発生の直前に何かただならぬ気配を感じて目が覚め、すぐにベランダのある窓のほうにへばりつくようにして揺れに耐えていました。もしそのまま寝ていたら32型の重いテレビが足の上に落ちてきて足を骨折してたと思います。頭の位置が反対側なら死んでたかも。

パソコンのモニターも下に落ちてしまいました。

隣の部屋では本棚が倒れ本や雑誌が床の上に散乱。あ、聖子ちゃんの本がありますね(^_^;)

東の空が黄色く明るく不気味な光を放っていました。
この時、長田区のほうでは大火災が発生していました。

地震が起きたすぐ後、ビデオカメラ（当然ソニー製です！）で家の様子や自宅周辺の街の様子、神戸の市街地の様子を克明に記録し続けました。
市街地の様子は、明石から船に乗り、臨時バスで大阪の会社に向う時に撮影したものです。
震災後しばらくはJRが不通だったので、船や三田経由で5時間ぐらいかけて通ってました。

全テープの収録時間は3時間ぐらいですが、約18分にまとめてYouTubeにアップしてみました。よかったらご覧ください。なお、ビデオテープ劣化による影響で、途中、音声だけ正常なのに映像だけカクカクしている箇所があります。5～8秒ほど待つと動き出します。ご了承ください。

ちなみに私は映ってませんが、母が親戚に電話で状況を伝えている様子が映っています。
5分経過のあたり。
母は地震発生の前日から親戚の法事の為に生まれ育った淡路島の津名町にいました。なんとかして明石まで辿り着き、そこから垂水区の自宅に路線バスで普通に帰ってきました。震源地に近い古い家にいたので、家が潰れてるんじゃないかと心配してたのに、ケガも無く無事に帰ってきたのでびっくりしたのを覚えています。

神戸では、この時期になると学校や震災のイベント会場などあちこちで「しあわせ運べるように」という歌が歌われます。

この歌を作詞作曲したのは神戸市立吾妻小学校の音楽教諭臼井真さん。
朝会や避難者の人たちのつどいなどで、同小の児童が歌い、学校内外で大きな反響を呼び、口コミや報道を通じて被災地に広がっていきました。
こちらのサイトに歌が作られた時のエピソードが書かれています。

今朝オンエアされていたNHKの特別番組では、西灘小学校の皆さんがこの歌を合唱。
ちなみに私はこの近くの西灘幼稚園に通っていました。
歌詞に注目。

毎年のように長田に来てこの歌を歌ってくれていたのが川嶋あいさん。
川嶋あいさんの「しあわせ運べるように」にのせて震災当時の姿をスライドショーで。

長田区は一見立派に復興したように見えるけど、新長田駅あたりの再開発ビルは空き店舗も多くてうまくいってないみたいです。復興住宅に住む高齢者の問題も。長田商店街には琉球ワールドがあるのでよく行ってました。でも、2013年2月末には閉店。残念です。

「しあわせ運べるように」を聴くとあの当時を思い出します。
震災を風化させないためにも、この歌はこの先もずっと歌い継がれていって欲しいですね。

今日は、神戸のサンテレビをはじめ、関西の各局が震災の特別番組を放送しています。

中でも注目はサンテレビが製作した映画「神戸在住」。
今日17日、20：00～21：30に放送。また、今日から順次全国の映画館で公開されます。
沖縄ではやらないかもしれないけど、是非機会があればご覧いただければと。

追記：沖縄でも放送されます。
RBC琉球放送　2016年1月25日(月)15：20～16：53　

NHK総合でも19：30から震災のドラマがありますのでそちらもお見逃しなく。

三宮の東遊園地では午前５時から「１・１７」の形に並べた灯籠にろうそくが灯され、追悼の集いが行われました。

黙祷。