VAIO Tap11 開封の儀。ソニーとしては最初で最後のWindowsタブレット！

ソニーからリリースされるWindowsタブレットとしてはこれが最初で最後のモデルになってしまった VAIO Tap 11。

最初は買うつもりありませんでした。
8インチぐらいのもう少し小さなモデルが出たら買おうと待っていました。
でも、ソニーからはもう出ないとなると話は別。
気がついたらソニーストアでポチッと！

最小構成なら119,800円から買えるけど、Core i5-4210Y（1.50GHz）にして、ワイド保証を付けたら171,800円。
ただ、ソニーストアだと、クーポン利用で約2万円引き、ソニーカード決済で3％引きになるので、最終の支払額は147,060円と安くなります。

ソニーじゃなくなったらクーポンとかソニーカード決済での割引って無くなってしまうんだろうか？ちょっと心配ですね。

購入時のお届け予定日は25日、その後、22日に変更になり、結局届いたのは私の誕生日、2月22日の翌日。

SONYのロゴが描かれたVAIOの箱もこれでもう最後かと思うと涙が

キーボードとスタイラスペンが付属。

キーボードの裏面です。
左上にSONYのロゴ。次期モデルからはもうSONYのロゴはありません
新会社の会社名はまだ発表されていないけど、ここには何が入るのでしょう。
もうVAIOのロゴだけでいいですね。

キーボードと本体は磁石でくっ付くようになっています。
キーボードのバッテリーは右端の端子を通じて本体から充電される仕組み。

パチン！（というほど強い磁力じゃないけど。）

側面のデザインは流石ソニー、他メーカーのタブレットとは一線を画してますね。
本体の厚みは約9.9 mm。

ソニーモバイルのスマートフォン XperiaやXperia TabletのデザインがVAIO Tap 11にも取り入れられています。

これも、同じソニーだからできたこと。

VAIOがソニーじゃなくなると、こういったデザインの共通化はどうなってしまうのでしょう。デザインだけじゃなく、ソニーのVAIOが存在することを前提としてソニーの各製品に盛り込まれた機能やWEBサービスもあるし、逆に、ソニーの様々な技術がVAIOにも搭載されているわけで、そういうのが今後はどういうふうになっていくのか？

平井社長が掲げた「One Sony」からVAIOが外されたことで、各サービスが低下したり、相互の連携機能がなくなってユーザーが不便を強いられるといった事態だけは避けて欲しいですね。いつか、「あの時VAIOを売却したのは失敗だった」ということになるんじゃないかと危惧します。

このスタンド、意外としっかりしています。

ここまで傾けられます。

キーボードは大きくて使いやすそう。
本体とキーボードが独立しているから、本体をテーブルの上に、キーボードだけを膝上に・・・なんてことができるのがメリットだけど、逆にデメリットも。

キーボードにはめ込んでノートPCのようなスタイルでは使えません。
つまり、本体も一緒に膝の上に置いてタイピングすることはできないんですね。
これも私が最初購入を躊躇していた理由の一つ。

充電はしてみたものの、未だ電源はオンにしていません。セットアップもまだ。

家ではタブレットはiPad Airを使ってるし、Windows8.1のVAIO L、VAIO Proはあるし。
VAIO Tap 11の使い途が見いだせないんですよね。

Windowsストアのアプリもまだまだ充実していないし、WindowsアプリでできることはiPadでもXperiaでもできるわけで。
外でWindowsのデスクトップが使えるんならそれなりに便利なんだけど、11.6インチ、780gは、外に持ち出して使うには大きくて重い。
これが8インチのサイズで400g以下なら、普段のちょっとしたお出かけにも持ち出せるし便利なんだけど。

今、8インチサイズのWindowsタブレットが人気です。
ソニーからもVAIO Tap8なんていうのが出るんじゃないかと密かに期待してたけど、その音沙汰もなし。そしてVAIOのPC事業売却のニュースが。
結局、ソニーとして企画・開発・販売されたWindowsタブレットはこのVAIO Tap 11が最初で最後のモデルになってしまいました。

元気な頃のソニーなら、キーボードと組み合わせてVAIO Pのように使える、世界最小・最軽量でNFC、無線WAN（LTE回線）付きの8インチWindowsタブレット・・・といった魅力的な商品も出せてたと思うんだけどね～。
新会社に期待！と言いたいけど、しばらくはそういう意欲的な製品は出せる状況じゃないんだろうな～。

XperiaブランドのWindowsタブレットでもいいんだけど、これも無理なのかな。

ちなみに、VAIO Tap11は、この開梱したものとは別に、VAIO最後のモデル記念として保管用にあと2台買ってたりします。
まあ、いずれ売ることになるかもしれませんけどね。